最新の脅威インテリジェンスで絶え間なく急増するサイバー犯罪に対処する

2023年版SonicWallサイバー脅威レポートのテーマが「移行」であったとすれば、2024年のテーマは間違いなく「加速」でしょう。サイバー犯罪者による攻撃の強化と多様化が続いており、昨年追跡したほぼすべての指標で、サイバー攻撃は2倍から3倍に増加しました。 SonicWallは、起点となるベクトルとしてのMicrosoft OneNoteファイルの使用、.NETの使用の急増、WinRARとMOVEitの脆弱性を狙った大規模な攻撃など、いくつかの新しい変化に気付きました。また、以前のレポートで発表したとおり、Apache OFBIZに影響を与える重大なゼロデイ脆弱性もSonicWallが発見しました。 これらのトレンドについて調査を行って公開することは、当社の大切なパートナー企業や幅広いサイバーセキュリティコミュニティを支援するという取り組みの一環です。2024年版SonicWallサイバー脅威レポートで公開しているデータは、脅威のトレンドに関する情報の提供だけでなく、これらの変化が皆様のような企業にどのような影響を与えているか、そしてそれに対して何ができるかを示すところまで深く掘り下げています。 SonicWallの社長兼CEOであるボブ・ヴァン・カークは次のように語っています。「32年にわたる豊かな歴史を基盤として、SonicWallはサイバー脅威レポートを公開し、脅威インテリジェンスを提供し続けています。その目的は、当社のロードマップを推進し、パートナーを支援できる製品を開発することです。実績のあるソリューションに加えて、当社のパートナーは、可能な限り強固な防御を実装するために、最新の脅威インテリジェンスに基づいたプロアクティブな戦略と実用的なインサイトを必要としています。」 マルウェア 昨年の2%という小幅な増加の後、2023年にはマルウェアは加速し、11%増の61億件となりました。この増加は、クリプトジャックと暗号化された脅威が3桁の拡大に達したためであり、それぞれ前年比で659%と117%の増加でした。 サイバー犯罪者は、2022年に新たな環境を探し求めた後、2023年には再び北米に焦点を当てました。北米のマルウェアは15%増えて32億件となり、その年に記録された世界全体のマルウェアの半分以上を占めてします。ラテンアメリカでの脅威は2021年以降増加していますが、2023年にさらに拡大のスピードを速め、30%の急増によって4億7,520万件に達しました。減少したのはヨーロッパとアジアのみで、どちらの地域も2022年のマルウェアの件数から2%減少しました。 暗号化された脅威 2023年に、SonicWallの脅威研究者は1,580万件のマルウェアによる脅威を観測しました。前年比117%増であり、年次レベルで過去最高の件数です。すべての地域と業界で2021年を上回る攻撃件数の増加が見られていますが、一部の地域や業界は特に大きな被害に遭遇しています。ヨーロッパ(+182%)、アジア(+462%)、ラテンアメリカ(+527%)の各地域と、調査対象の全業界で3桁の増加が観測されました。 クリプトジャック クリプトジャック攻撃は2022年に初めて1億件を突破しましたが、それはまだ始まりにすぎませんでした。2023年は、11億件というかつてない規模のクリプトジャック攻撃が観測されました。前年比659%の増加です。3桁(またはそれ以上)の増加を免れたのは2つのグループだけであり、クリプトジャックの増加が「わずか」87%だったアジアのお客様と、クリプトジャックが72%減少した小売業のお客様でした。 ランサムウェア ランサムウェアが36%減少したことは素晴らしいことであるように思いがちですが、いくつかの大きな注意点があります。3億1,760万件のランサムウェア攻撃の試みが記録された2023年は、ランサムウェアの記録として過去3番目に多い年であると同時に、ランサムウェアに対する支払額が10億ドルを超えた最初の年でした。最終的に6,200万人以上に影響が及んだMOVEit Transferの脆弱性(CVE-2023-34362)に対するサプライチェーン攻撃など、大規模な攻撃が定期的に観測されました。なお、SonicWallの脅威データの対象となっているのは中小企業の導入基盤を主体とするSonicWallのエコシステムのみであり、他のベンダーで各社のデータから増加が記録されていることは重要なポイントです。 しかし、近い将来に中小企業に対するランサムウェア攻撃が増加する可能性もあります。2月中旬に、米国政府はランサムウェア攻撃集団のLockBitを壊滅させたことを発表しました。SonicWallのCEOであるボブ・ヴァン・カークがCRNに対して話したように、LockBitはSonicWallが記録した「数多くのランサムウェア攻撃の中心的存在でした」。そして2023年に観測されたランサムウェアの中で最も頻繁な活動を見せていました。しかし、ヴァン・カークが指摘しているとおり、取り締まりが過熱するほど、中小企業への攻撃が増加する可能性があります。 SonicWallのマネージドセキュリティサービス部門を統率しているマイケル・クリーンもその考えに同意しています。「もし私が悪人だったら、この状況でどうするでしょうか?おそらく、目立たないようにしているでしょう。でも、欲しいものは手に入れようとします。とにかく、自分に注意が向かないような方法で活動を続けるでしょう。」当社のクリプトジャックのデータでは、これらのサイバー犯罪者の一部は対象を変えています。ただし、当社は、ランサムウェアの減少が継続的なものであるとは予想していません。 侵入 もうひとつのマイルストーンとして、2023年に侵入の試みが初めて7兆件を超えました。残念ながら、この侵入件数の20%の増加は、攻撃対象領域の拡大だけが要因ではありません。悪意のある侵入も増加し、6%増の113億件となっています。良いニュースはあるのでしょうか?昨年幅広い悪用が見られたLog4Shellの脆弱性に対する攻撃の試みは、少なくとも現在は減少し、安定しているように思われます。 ボブ・ヴァン・カークが述べたように、ハッカーグループから「中小企業は完全に狙われている」状況であり、2023年の脅威データから明確に判断できる事実です。2024年に向かう中、このようなリスクの高まりによって、MSPの役割はこれまで以上に重要です。ヴァン・カークは、「大量の攻撃とその複雑さから、中小企業を中心とした、エンドユーザーが必要とする重要なセキュリティレイヤーをMSPが提供します。」とも話しています。

MDRがMSPにこれまで以上の可能性、収益性、安心感を提供できる4つの方法

数十年間にわたってテレビで毎晩繰り返されていたフレーズがありました。「午後10時になりました。あなたのお子さんが今どこにいるかご存じですか?」このフレーズの目的は、青少年夜間外出禁止令が始まる時間になる前に自分の子供が帰宅しているかどうかを親に再確認させることでした。これらはすべて、特定の時刻を過ぎると良くないことが起こるという考えに基づくものでした。 サイバーセキュリティにおいても、私たちは同じようなことを見てきました。私たちが観測した攻撃の4分の3以上は勤務時間外に発生しており、ピークは明け方近くです。出社してすべてが正常であることがわかり毎朝安堵のため息を漏らしているマネージドサービスプロバイダー(MSP)に対して、次のような質問をしてみると良いかもしれません。「午前4時になりました。あなたのアラートに誰が応答しているかご存じですか?」 有数のMSPであれば、常にこの質問に対する答えを知っています。そのようなMSPは、自社内セキュリティオペレーションセンター(SOC)の構築に多額の費用をかけているからであるか、またはマネージド検出/応答(MDR)チームのサービスを確保しているからであるか、その理由に関係なく、自社の顧客のネットワークがセキュリティ専門家の専任チームによって監視されていることを知っていれば安心できるのです。 MDR:専門家によるサービス MSPは、重要なITおよびセキュリティに関するサービスを顧客に提供しています。MSPは独自のセキュリティチームを保有していない組織にサービスを提供することが多いため、MSPの顧客は効果的なセキュリティソリューションをMSPに頼っています。 しかし、サイバー脅威の情勢は常に変化しています。新しい脆弱性が表面化し、攻撃者は新しい戦術、手法、手順を用いています。MSPは、より高度なセキュリティを顧客にどのようにして提供できるのでしょうか?マネージド検出/応答(MDR)サービスを追加することが役立ちます。セキュリティのレイヤーが追加されるだけでなく、MSPの業務も容易になります。 MDRサービスがMSPのビジネスに提供できるもの MDRを提供することでMSP、特に中小企業にサービスを提供しているMSPにメリットをもたらすことができる4つの方法をご紹介します。 1. 週7日24時間体制のSOCによる監視 悪質な攻撃者は業務時間外や休日を好んで攻撃を展開するため、誰も注意を払っていないときにエンドポイント検出などのツールからのセキュリティアラートが発生することがよくあります。攻撃に対応するためにはタイミングも重要です。数分の差が、深刻ではないうっとうしいアラートであるか、重大なセキュリティインシデントになるかを左右する可能性もあります。 ほとんどのMSPには、24時間体制でアラートを監視するためのリソースはありません。SonicWallのようなMDRソリューションであれば、週7日24時間体制の監視を提供しており、いつアラートが届いても見逃されることはありません。その結果、MSPとその顧客の両方にとって、より迅速な対応と全体的なセキュリティの向上が可能になります。 2. 専門家による行動分析 一般的に、MSPはノートPCのプロビジョニングからビジネスソフトウェアの導入やネットワークの管理まで、幅広いIT業務をカバーしています。進化し続けるサイバー脅威の情勢についてすべてのMSPが深い知識を持っているわけではありません。知識があっても、多くの場合は、すでに他のタスクによって手いっぱいとなっています。 ビジネスの成長を望んでいるMSPにとって残念なことに、自社のサイバーセキュリティサービスをレベルアップするために必要な専門家を追加採用することは、単純に人員を増やすように簡単であるとは限りません。サイバーセキュリティの人材が不足していることは誰もが知っています。能力の高いサイバーセキュリティの人材を必要とする業務は、条件を満たしている人々の数をはるかに上回っています。脅威アナリストを雇用してSOCチームを立ち上げるための資金がMSPにあったとしても、多くの場合、採用プロセスはストレスがたまり、言うまでもなく高コストです。 SonicWallの週7日24時間体制のSOCはSolutions Grantedのテクノロジーを利用しており、セキュリティアラートに対してロジック分析や行動分析を適用できる専門家を配置しています。専門家は、特に関連性の高いアラートや、それらのアラートが示している可能性がある攻撃者や攻撃の種類、アラートに応じてMSPが迅速に防御措置を取れるように支援する方法を識別します。 3. アラート疲れの軽減 アンチウイルスやエンドポイント検出などのセキュリティツールは膨大な数のアラートを発信する可能性がありますが、それらすべてが本当に緊急であるとは限りません。このような耳障りなアラートの中では、本当に重要で対処が必要なアラートを見逃しやすくなります。特に、新規顧客とのミーティングからプリンターのトラブルシューティングまで、あらゆる作業によってすでに多忙であるMSPの場合はそのようになりがちです。 SonicWallのMDRサービスを支えるSOCの専門家に任せることによって、このようなアラート疲れを軽減することができます。SOCがすべての監視を行い、アラートに対して特定の措置が必要な場合にMSPに連絡します。このため、自社のチームがアラートの内容を1件ずつ確認することを心配する必要はなくなります。確認するのは、本当に注意が必要なアラートだけです。 4. 中小企業顧客向けの高度なセキュリティ 多くのMSPは中小企業にサービスを提供しています。そのような企業は独自のセキュリティチームも保有していません。一部の企業は規模が小さすぎてサイバー攻撃の標的にはされにくいと考えがちですが、インターネットに接続されたツールを使用するあらゆる組織が危険にさらされています。実際に、中小企業は防御対策が不十分であると確信して(多くの場合、正解です)、意図的に中小企業を標的にするサイバー犯罪者もいます。大企業と契約を結んでいる企業の多くは、特に魅力的な標的です。攻撃者はこれらの企業に的を絞り、サプライチェーン攻撃の一環として、より大規模なパートナー企業にアクセスする手段にすることを目論んでいます。 MDRサービスを提供することによって、中小企業向け市場にサービスを提供しているMSPは、他の方法では利用できないサイバー脅威インテリジェンス、高度な脅威分析、脅威軽減のメリットを顧客にもたらすことができます。このような多大なメリットは、これらの中小企業が先を見越したサイバーセキュリティを導入できることや、MSPが顧客に対して継続的な価値を提供し続けられることを意味します。 SonicWallはこのほど、MDRサービスを提供する受賞歴のあるMSSPであるSolutions Grantedを買収しました。喜ばしいお知らせとして、SonicWallのMDRの提供が開始されています。SonicWallとSolutions Grantedの両社には、カスタマイズされたソリューションを用いてMSPが効果的かつ効率的に顧客にサービスを提供できるように支援してきた長い歴史があります。SonicWallの一事業部となっているSolutions Grantedチームが、MSPの支援を先導する企業の一員として防御者を守り続けます。 そして何よりも、SonicWallのMDRサービスはMSPの利用しやすが第一に考えられています。年間契約や長期契約は不要で、最低料金もありません。サポート対象のエンドポイントが100台であるか1万台であるかを問わず、簡単にこのセキュリティ上のメリットを顧客にもたらすことができます。また、ビジネスニーズに合わせて規模を変更できます。皆さんとその顧客は、午後10時、午前4時、あるいはその他の時間であっても、誰がアラートに対応しているかを常に把握してわかっているため、安心できます。 SonicWallがMDRのすべてのメリットを顧客にもたらす方法について詳細を知る準備はできましたか?今すぐお問い合わせください!

An image that explains how SonicWall strengthens cloud security with Banyan Security.

ゼロトラストと無限の可能性との出会い:SonicWall、SSEでリモートワークフォースのセキュリティを確保

「出勤」という言葉の意味は、大きく様変わりしました。従業員は従来のネットワーク境界内に閉じ込められることがなくなり、自宅、喫茶店、空港などから、さまざまなデバイスを使ってログインしています。組織におけるアプリケーションやリソース、データのクラウドベース環境への移行が進むにつれ、従来のセキュリティ境界が時代遅れになりつつあります。クラウドベース環境やSaaS(Software-as-a-Service)ベンダーでは利用されている認証や承認の方法が異なるため、セキュリティとユーザビリティが損なわれています。 ボトルネックやパフォーマンスへの影響だけでなく、このような転換により、レガシーインフラストラクチャの設計では対応しきれない新たなセキュリティ上の課題も生じています。このように増え続ける相互接続された攻撃対象領域を保護するために、企業ではゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)の採用が進められています。しかし、そのためには、セキュリティサービスエッジ(SSE)やセキュアアクセスサービスエッジ(SASE)といった最新のセキュリティアーキテクチャを追加し、それらを一元管理する必要があります。 SonicWallは、ID中心のセキュアサービスエッジ(SSE)に特化した実績のあるクラウドプラットフォーム、Banyan Securityの買収に大いに期待しています。この戦略的な動きにより、お客様はオンプレミスのセキュリティ機能をシームレスに拡張し、クラウドおよびハイブリッド環境、リモート勤務、個人所有端末の業務利用(BYOD)といったシナリオに対応できるようになります。これらの新たなサービスの統合によってSonicWallのプラットフォームスイートがさらに強化されると同時に、セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)フレームワークの原則と足並みを揃える形で、エンドポイントの確実な保護も提供されます。 Banyan SecurityのサービスによってSonicWallのポートフォリオがどのように強化されるか デバイス中心のセキュリティサービスエッジ(SSE)プラットフォームの原則に基づいて構築されたBanyan Security Platformは、業界をリードするゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)ソリューションを提供します。これは、現代のワークフォースに力を与えつつ、アプリケーションやリソースに対するあらゆる場所からのアクセスを保護するものです。同社のクラウドベースのセキュリティは、SonicWallパートナーが展開モデルを拡張し、オンプレミス、クラウド、ハイブリッドの展開モデルを通じ統一感のあるエクスペリエンスによる一貫したセキュリティ機能を提供するのに役立ちます。 Banyan Securityの最新のソリューションは、展開しやすく使いやすいという点を考慮して構築されています。当初より新しい手法とテクノロジーに基づいて開発されており、クラウドでの実行のために仮想化された古いコードは使用されていないため、パフォーマンスが非常に優れています。 さらに、デバイス中心の同社のアプローチには、競合他社のレガシーモデルと比較して、次のような利点があります。最新のデバイスの処理能力では、エンドユーザーエクスペリエンスが向上し、検査目的でトラフィックを送信する必要性が最小限に抑えられるほか、セキュアなモバイルワークフォースも本格的に実現します。 このような基盤は、SonicWallパートナーがマルチテナントでコスト効率の高いクラウドセキュリティスタックを提供し、一貫したユーザーエクスペリエンス、きめ細かい制御、強化された可視性、高度な脅威防御、前例のないスケーラビリティを提供するのに役立ちます。 Banyan Securityが提供する製品には、次のような主要SSEテクノロジーが含まれています。 セキュアウェブゲートウェイ(SWG):フィッシング、悪意のあるウェブサイト、ランサムウェアなどのインターネット上の脅威から保護します。 クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB):SaaSアプリケーションへのアクセスとオーバーレイセキュリティを制御し、クラウドに保存されアクセスされるデータとアプリケーションのセキュリティを強化します。 ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA):従業員およびサードパーティが、どこからでもオンプレミス、ハイブリッドおよびマルチクラウドのアプリケーションならびにインフラストラクチャにアクセスできるようにします。 サービスとしての仮想プライベートネットワーク(VPNaaS):ユーザーと要求されたリソースとの間のインターネット上に暗号化された安全なパスを作成します。 ゼロからクラウドネイティブなソリューションとして構築されている同社の製品では、VPNaaS、ZTNA、SWG、CASBが統一されたクラウドテクノロジースタックとして統合されています。このスタックは単一のサブスクリプションサービスとして提供されており、パートナー向けに合理化された使いやすいダッシュボードが用意されています。 Banyan Security:SonicWallのプラットフォームアプローチの要 Banyan Securityのセキュアな接続ソリューションの包括的スイートにより、SonicWallはプラットフォーム戦略をクラウドへと進めることができます。それによって、あらゆる規模の企業が場所やネットワークの種類に関係なく、ユーザー、デバイス、アプリケーションを保護できるようになります。これは、当社のサイバーセキュリティプラットフォームビジョンの次のステップであり、ここでは、ネットワーク、エンドポイント、ワイヤレス、クラウドメール、脅威インテリジェンスを含む、SonicWallの「ベストオブスイート」のポートフォリオ戦略が、単一のマルチテナント型ポータルの下に統合されます。 今回の買収により、既存のアプライアンスベースのファイアウォールを、クラウドネイティブなマイクロサービスアーキテクチャを使用したFWaaSに変換できるようになり、これをプライベートまたはパブリッククラウドで展開できるようになります。 パートナー、MSP、エンドユーザーにとってのBanyan Securityのメリット SonicWallがBanyan Securityを統合することにより、パートナーの皆様は、オンプレミスやリモート、SaaS、IaaS、インターネット環境において、より包括的で柔軟なセキュリティを顧客に提供できるようになります。これらの高度に自動化されたソリューションは、ユーザーを迅速に認証し、潜在的脅威を特定して緩和し、クラウドおよびオンプレミスのコンテンツを完全に検査することができます。 SonicWallのパートナーは、これらの技術を活用して顧客が既存のインフラストラクチャを拡張したり、クラウドおよびオンプレミスのSaaSアプリケーションやデータに対してゼロトラストアクセス制御を実装したりすることができます。それによって従業員は、セキュリティの実効性を確保した上であらゆる場所やデバイスから自由に仕事ができるようになります。 このような取り組みは、MSPに対するSonicWallのコミットメントを強化するものであり、シンプル化されたワークフローを通じてエンドユーザーを保護できるようにするものです。これにより、脅威とアラートの可視性に統一感が生まれ、パートナーが簡単に拡張できるようになるほか、最も重要なことに多くの時間を費やすことができるようになります。ファイアウォール、SD-WAN、エンドポイントセキュリティ、およびBanyan Security SSEを導入することにより、MSPはエンドユーザーの生産性を損なうことなく、最高レベルの保護を提供する統合SASEソリューションを提供することができます。 また、エンドユーザーにもメリットがあります。ユーザー数が50名以下の小規模企業や中堅中小企業の顧客は、リモートアクセス専用のソリューションの導入を避けるケースがほとんどです。Banyan SecurityのクラウドベースZTNAソリューションは、サービスとして利用することができるため、ユーザー側では既存のインフラの補強、移行あるいは置換といった対応が可能となり、より簡単にサイバー保険の資格を得ることができます。この「漸次的展開」モデルは、通常15分以内に稼働し、既存のセキュリティソリューションを活用した拡張が可能であるため、投資を最大限に活かすことができます。また、どこからでもネットワーク、システム、アプリケーションにアクセスできる最先端のクラウドベースの管理システムにより、管理もシンプルなものとなっています。 […]

An image about SonicWall's SonicOS 7.1.1 with enhanced threat protection, DNS security, content filtering, and storage improvements.

SonicOS 7.1.1の新機能

すでにSonicOS 7オペレーティングシステムはSonicWallがこれまでに開発した中で最も安全性や汎用性が高く、使いやすいオペレーティングシステムでしたが、最新リリースであるSonicOS 7.1.1はさらにセキュリティとパフォーマンスを高め、優れた顧客体験、クラウドイネーブルメントを提供します。 セキュリティとパフォーマンスにおける利点に加え、これらの機能は、使いやすさ、展開、ポリシー管理、日常業務を通して優れた顧客体験を提供するように設計されています。また、クラウドイネーブルメント機能もあります。 優れた脅威防御対策: 新しいCFS 5.0エンジン 高度なDNSフィルタリング セキュアブート ファイルシステムのセキュリティの強化 ストレージの強化 仮想TPM 新しいツールチェーンによるOSの堅牢化 コンソールアプリケーションの改善 仮想ファイアウォールとハードウェアファイアウォールの両方に対するメンテナンスキー 使いやすさの向上: ファイアウォールで管理されたWi-Fi6アクセスポイント より直感的なユーザーエクスペリエンス サードパーティNACソリューションとのターンキー統合 ストレージの強化 ファームウェアの自動更新 SonicOSとSonicCoreの個別アップグレードが不要 新しいマルチクラウドの展開: NSvのブートストラップ クラウドファイアウォールでの仮想TPMのサポート トークンベースの登録 NSv向けの新しいドライバとパフォーマンスの向上 SonicOS 7.1.1の一般的なユースケース : 機能 ユースケース ビジネスにおける成果 Wi-Fi 6統合認証とセキュリティ […]

An image that shows SonicWall's Gen 7 NGFWs that offer advanced cybersecurity against rising threats.

SonicWall第7世代ファイアウォール:安定性、セキュリティ、拡張性

2023年上半期に、SonicWall Capture Labsの脅威研究者はクリプトジャックが399%増加、暗号化された脅威が22%増加、IoTマルウェア攻撃が37%増加したことを確認しました。また、攻撃は巧妙化を続けており、使用される方法や攻撃の速度はどちらも上昇を続けています。 現在求められていることは、私たちのサイバーセキュリティ対策の迅速な進化です。私たちは個人のセキュリティ対策を強化することによって行動を変える必要があるだけでなく、より高度な保護を求める緊急の要請に応えられる能力と耐久性を備えた、これまで以上に革新的な技術を導入する必要もあります。 SonicWall次世代ファイアウォールがその要請に応えます SonicWallのファイアウォールは、単なる従来製品の焼き直しではありません。大規模企業と中小企業のどちらであっても多様な経路からの攻撃を阻止できるレベルに引き上げられるような、新たな進展の能力と柔軟性にも目を向けています。サイバーセキュリティに対する当社のビジョンは、幅広い侵入から組織を保護し、サイバーリスクを先制的に軽減すると同時に、デバイス、新しい境界、ネットワークセグメントにわたって保護を強化しつつ、総所有コスト(TCO)の削減も実現することです。 お客様は、組織の規模、業種、従業員が勤務する場所に関係なく、有効なサイバーセキュリティの体制を維持するために必要なセキュリティ、制御、可視性をもたらす次世代ファイアウォールを提供することに対する当社の絶え間ない献身の恩恵を受けることができます。 企業、政府機関、サービスプロバイダー向けに設計されたSonicWallの次世代ファイアウォール SonicWall第7世代ファイアウォールはSonicOS 7オペレーティングシステム上で実行され、高可用性、SD-WAN、ダイナミックルーティングなどの高度なネットワーク機能を備えています。これらのファイアウォールは、1ラックユニットまたは2ラックユニットのアプライアンスにおいて実証済みのセキュリティとクラス最高のコストパフォーマンスで現在需要が高まっているサイバーセキュリティ情勢に対応するように設計されました。 当社のGen 7次世代ファイアウォールは、マルウェア分析、暗号化されたトラフィックの検査、クラウドアプリケーションセキュリティ、URLフィルタリングなどの総合的な統合セキュリティサービスであらゆる規模の組織を保護します。さらに、17種類のすべてのGen 7次世代ファイアウォールは、SonicWallのクラウドネイティブのNetwork Security Manager(NSM)で迅速かつ簡単に管理できます。NSMは、分散型企業に使いやすい単一のクラウドインターフェースを提供し、合理化された管理、分析およびレポート作成を実現します。 Gen 7のコレクションは、教育機関、金融業界、医療提供者、政府機関、MSP/MSSPを保護するためのセキュリティとパフォーマンスの基準を押し上げます。非常に小規模なホームオフィスから大規模な分散型企業まで対応するGen 7次世代ファイアウォールは、オンプレミスだけでなく、データセンター、仮想環境、クラウドの資産を保護するために設計されています。 エントリーレベルの次世代ファイアウォール:Gen 7 SonicWall TZシリーズは、お客様のニーズに合わせた専用設計の使いやすい統合セキュリティにより、中小企業や拠点を侵入、マルウェア、ランサムウェアから保護します。TZシリーズには、270、370、470、570、670の5つのモデルがあります。すべてのモデルがエンタープライズグレードの保護機能と使いやすさ、そして業界トップクラスのTCOを兼ね備えています。 ミドルレンジの次世代ファイアウォール:当社のGen 7ネットワークセキュリティアプライアンス(NSa)シリーズは、中堅企業から大企業向けに業界をリードするパフォーマンスを提供します。NSaシリーズは2700、3700、4700、5700、6700の5つのモデルで構成されています。いずれのモデルも、侵入防止、VPN、アプリケーション制御、マルウェア分析、URLフィルタリング、DNSセキュリティ、Geo-IP、ボットネットサービスなどの総合的なセキュリティ機能を備えています。 ハイエンドの次世代ファイアウォール:Gen 7ネットワークセキュリティサービスプラットフォーム(NSsp)ハイエンドファイアウォールシリーズは、大規模企業、データセンター、サービスプロバイダーが必要とする高度な脅威保護、高速、予算に優しい価格を提供します。NSspシリーズは10700、11700、13700、15700の4つのモデルで構成されています。それぞれのNSsp次世代ファイアウォールは、高いポート密度と100 GbEのインターフェイスを備え、数百万の接続を処理してゼロデイ攻撃やその他の高度な攻撃を防ぎます。 ハイエンドの次世代ファイアウォール:Gen 7ネットワークセキュリティサービスプラットフォーム(NSsp)ハイエンドファイアウォールシリーズは、大規模企業、データセンター、サービスプロバイダーが必要とする高度な脅威保護、高速、予算に優しい価格を提供します。NSspシリーズは10700、11700、13700、15700の4つのモデルで構成されています。それぞれのNSsp次世代ファイアウォールは、高いポート密度と100 GbEのインターフェイスを備え、数百万の接続を処理してゼロデイ攻撃やその他の高度な攻撃を防ぎます。 SonicOS/OSX 7を搭載 SonicWall Gen 7次世代ファイアウォールは、新しいSonicOSオペレーティングシステムの最新バージョンであるSonicOS/OSX […]

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